令和6年 黒部市議会3月定例会 まとめ ①中学校で通学などに使用している自転車について

質問や要望の方法や機会は、一般質問だけではありません。直接、各担当課の窓口へ行くこともあります。今回の3月議会では、予算特別委員会や総務文教委員会の場で、子育て中の保護者として感じることや周りの保護者さんたちから寄せていただく声や子どもたちの声をもとに質問・要望しました。

①中学校で通学などに使用している自転車について

私が議員になるずっと前から保護者の間で様々な声をきいてきました。
「自転車の値段が高すぎて負担が大きい」
「なんで自転車の種類が決まっているのか」
市の担当課のかたにお聞きしたり、入学説明会の文書を読むと「自転車については市からの指定はなく、安全面などのいくつかの条件を満たすものであればOK」ということです。
しかし、保護者や子どもたちの中には、指定だと誤解している人もいるようです。
指定ではないと知っているが「みんなと一緒がいい。」「自分だけ違ったら、心配、不安。」などといった中学生の年齢的な理由から、他の多くの子どもたちと同じ自転車を購入している家庭もあります。
いずれにしても「自転車は高額。負担が大きい」という保護者の声を聞いています。

中学生の通学方法は、おもに、徒歩・自転車・スクールバス・電車。天候や季節によって通学方法が変化することも認識していますし、保護者による車送迎も聞きます。
徒歩には、各家庭負担の費用はかかりません。
スクールバスには、各家庭負担の費用はかかりません。
電車については、距離に応じて市から全額補助の場合と、季節的に半額補助の場合があります。
自転車は、通学用に必要な場合は各家庭で購入する必要がありますが、補助はありません。
今後、市として、中学生の通学用自転車の購入を一部でも補助する考えはないか伺いました。

「ない」との回答でした。たしかに、自宅から学校までの距離によっては通学に使用しない子もいますので全員が必要なものではない=不公平となる恐れ、という考えも理解はできます。
保護者側からすると、高額と感じている声が多数。一方で、中学時代に3年間使った後は、高校へ通学するために学校や駅への移動に使用するので通算6年間利用する、そう考えると頑丈な自転車は購入時は高いが、そのあと長く使えるので元が取れる、壊れにくいので子どもの安全を守れるという考えの保護者さんもいます。子どもも保護者もひとりひとり考え方は違うので、納得して購入していただければと思います。

もし、指定だと誤解して、しぶしぶ購入している人がいるなら「指定ではないですよ。」と伝えたくてブログに記載しました。

学校関連のことって、保護者や子どもたちの間でうわさが独り歩きして、よくよく調べたら事実と微妙に違うということがある気がします。小さなことでも気になることや疑問は、学校や市教育委員会へ直接聞いたり、身近にいる議員へ聞いてみてください。

委員会の場では、あわせて次のようにお願いしました。

中学校に限った話でなく、小学校においても、
言わなくてもわかる・伝わると思うことでも、
今の保護者は年齢層が幅広く、価値観も多様ですし、黒部は就職・転職などで転入してきた人が多く、黒部や富山が地元でない親や子どもたちにとっては、初めて見ること知ることもあります。
細かいところまで丁寧に説明することで、誤解も防げて、トラブルが防げれば、結果的に先生方の負担が減るものと思いますので、まもなく入学シーズンで新1年生そしてその保護者へ、こういう観点も取り入れた対応をよろしくお願いいたします。