わが家の移住物語2015 富山県黒部市 

子育てをきっかけに2015年に富山県黒部市に移住してきました。移住前は転勤族でした。双子の子育て中です。 

 移住を考える背景には、就職、転職、起業、定年、老後、子育て、介護、などのきっかけや、現状を変えたいという思い、などさまざまだと思います。

 移住に関する情報は、自治体などのホームページのほか、実際に移住した個人のブログなどからも知ることができ、とても便利な時代です。私自身も子どもが2歳の時に移住してきているので、赤ちゃんをふたりつれて移住セミナーに参加することは難しく、全国各地の移住者の個人ブログ、富山県移住・定住促進サイト「くらしたい国、富山」や市町村のサイト、などで情報収集しました。その後、ある程度候補地を絞ってから、市町村の担当者のかたに直接電話で相談したり質問をして、パンフレットやハザードマップなどを送ってもらい、実際に現地を訪れて移住場所を決めました。

 実際に自分の価値観や求めているものに合っているかどうかは、現地に行ってみないとわかりません。気温や空気の感じ、水や食べ物の味、などは五感で感じていただくのが1番です。

 移住後、「思っていたのと違う」などと後悔したり、また別の場所を探して引っ越すことは避けたいですよね。特に子連れ移住の場合は、大人だけの時とは違います。理想は移住前に春夏秋冬4つの季節を体験しておくことですが、子連れではなかなか難しい、私たちも実際に訪れたのは1度だけでしたが、その時に自然のなかでいきいきとあそぶ当時2歳の双子の笑顔をみて、「ここにしよう」と感じた直観を信じ、今ここにいます。

 暮らし始めて、空気や水がきれいで、食べ物がおいしく、美しい景色を眺めることができる、という移住するまでは旅行などの非日常でしか味わえなかったものが今は日常の暮らしのなかにある、それがとても幸せだと感じているので、移住してよかったと思っています。

 移住先決定から移住するまでの間、情報収集は続け、移住後の生活を具体的にイメージしていました。

 住む場所を選ぶ時、土地勘がないので悩む方もいると思いますが、まずは賃貸という選択もあると思います。私たちの場合は中古物件を購入しました。転勤生活の間、集合住宅にいて子の泣き声や足音、生活音などに気を使っていたので、移住を機に、子どもたちが自由にのびのび走ったりはしゃいだりできるようにしたくて庭のある一戸建てを選びました。

 この時、雪により運転できない場合には徒歩で移動することを想定し、保育所・幼稚園・小学校・中学校などへの距離、市役所や図書館などの公共施設までの距離、買い物先への距離、などをネット上の地図で調べました。そのかいあって、今現在不満も不自由することもなく生活できています。

 

 人それぞれ価値観が違います。日常の生活は、人と比べて優劣を競うものではなく、人の数だけ幸せな日常があると私は思います。

私は富山県に移住して、季節の移り変わりを感じられる豊かでほっとできる生活を叶えることができました。

 

移住検討中の方へ

移住はゴールではなくスタートです。どう変化したいのか、どんな生活をしたいのかを具体的にイメージしてみましょう。それを叶える方法として移住を選ぶなら、自分の価値観や求めているものに適した場所をみつけられることを願っています。移住後は、その土地に自ら積極的にかかわっていくことが、より充実した暮らしにつながっていくと思います。

 

黒部市へ転入予定の方へ

私は、富山県黒部市で移住・定住・婚活、転入・転勤サポート、子育てサポート・子育てネットワークづくりなどの活動をしています。

 

 黒部市先輩移住者として紹介していただきました。

https://www.kurobeiju.com/interview/2019/12/02/3401/