令和6年 黒部市議会6月定例会 まとめ

6月は水無月、水の月。水といえば「水の王国とやま」名水といえば「名水の里くろべ」。私が黒部に来て感動したことは水の豊かさです。それまで、節水は当たり前、夏には水不足を心配する。そして災害備蓄にはまず水を備える必要がある。そういう場所で暮らしていたので、黒部に来て、水が豊かに湧き出ていることで、こんなにも安心して生活できるんだと感じました。
水は生きていくうえで必要不可欠です。
令和6年1月1日に起きた能登半島地震により、多くの人たちが水に困りました。
「名水の里くろべ」といわれる黒部市では、水は枯渇することなくこんこんと湧き出ています。このことを、改めて意識し、心強く感じた人も多いと思います。私も今まで以上に、水に恵まれた黒部を心強くそしてありがたく感じております。
黒部の名水は、他にはない、全国にほこれるものです。黒部の資源であり、財産であり、文化であると、私は思っています。
行政・市民・民間企業など市一丸となって「黒部の名水」を守り続けるという意識を 改めて強くもっていただきたい、そしてその先頭で市は今一度「名水の里くろべ」の認識を新たにし、黒部の名水を守り、後世へつなげていく取り組みを進めていってほしいという思いから質問させていただきました。

「黒部の名水」について
問 浄化センター及びアクアパークが整備された経緯と活用について
答 平成七年に整備。北アルプスから黒部峡谷黒部川扇状地までの「名水の里くろべ」の水循環がイメージされた「きららの滝」と水芭蕉等の水辺植物や清流に棲息するトミヨが見られることで親子連れに人気の「ゆららの水辺」に分かれており、浄化センターで高度処理された再生水の一部を敢えて流すことにより、限りある水の大切さを学べる憩いの場。今後、認知度向上のための取り組み、周辺施設を訪れる観光客への周知に努める。

 

黒部市総合公園とその周辺」について質問しました。
このエリアは、「道の駅KOKOくろべ」をはじめ様々な施設ができ、市内外の人で賑わい、このエリアで新たな人の流れができています。大きな道路があり、商業施設もあり、大きな公園がある、体育施設がある。住む場所としての注目度も高くなっているものと感じています。元日の能登半島地震以降、津波という脅威について考える必要はでてきましたが、市として、このエリアをどうとらえ、今後どうなることを描いていくのか。今後の黒部を考える上で重要なポイントであると感じています。

 

総合公園等について
問 インクルーシブ遊具の設置について
答 今年度、総合公園内に年齢や障がいの有無にかかわらず誰もが一緒になって楽しめるインクルーシブ遊具を設置する。富山市を除く県東部の公園では初めて設置される遊具。今後、宮野運動公園にも設置を予定している。

 

問 風の塔が設置された経緯と今後について
答 地域の特性を生かした個性的な建築物を整備する「まちのかおづくり事業」として県の支援を受け、イギリスの建築家ロン・ヘロン氏によって設計され、海に浮かぶヨットの帆をイメージした風に揺れるモニュメントとして平成五年二月に設置。施設の老朽化が進んでいるため現在施設の一部を立入禁止としている。今後、塔内部の詳細な劣化度調査を実施し、その結果を踏まえて具体的な方向性を検討する。

風の塔

そのほか今回の質問一覧はこちらからご覧になれます。

定例会日程と質問通告要旨|黒部市