庭 2021年3月上旬 

庭にクロッカスが咲きました。
子どもが見つけて教えてくれました。
小さくて、可憐なたたずまい、寒い中でも凛と咲いています。今年は雪が多く降ったのに、時期が来たらいつもと変わらず咲く。自然は、強くて、たくましくて、元気づけられます。

前の持ち主さんが大事にお手入れしてくださっていたおかげで、私たち家族は四季折々の植物を見て季節を感じられます。中古物件の良さだと思っています。

これまで、私が咲いたことと花の名前を教えることが多かったのが、小学生になった頃からか、子どもたちが先に気づいて「ママ見に来て!」と教えてくれることが増えてきたように感じます。

振り返れば、生まれてから今日まで、私は子どもたちと過ごしながら、物の名前や気づいたこと感じたこと等々多くのことを言葉にして伝えてきました、それは教えているということだったのかと気づきました。今子どもたちの中にそのことが蓄積されてきていると感じ、自分がしてきたことが実っていくようなうれしさを感じます。

初めての子育て、試行錯誤の日々、自分のやり方が接し方がこれでいいのかわからない不安をずっと抱えています。子どもたちが元気に日々を過ごしていればそれだけで十分ですが、子どもの中に自分がしてきたことが形になっていくのをみて、「間違ってないよね?」と思え、少し安心しました。

「あのね、学校行く道のね、梅が咲いてたよ」「次は桜かな?」子どもたちが成長してきて、めぐる季節の楽しさを心待ちにするこの幸せを共感できるようになったことが、今とても幸せです。